TOPページ>今月のお話


今月のお話


>>前回までのお話

オリジナルに生きましょう!



この数ヶ月、「玄米を食べる新しい調理法」ということで様々なところでイベントをしてきました。この仕事を始め、NPOまで作り、特許まで申請して早2年。やっと、グレインクッキング、新しいけど伝統的な温故知新なこの料理法が日の目を見るようになってくる予感がします。

その内容は、ゆっくりじっくりまたお料理のサイトでご紹介するとして、今月は、「いかに人は固定観念にとらわれているか」という切り口でお話ししたいです。

この調理法・・・始めるときにはいつも変な顔をされるのです。見たことも聞いたこともない玄米のつかいかたをするもので・・・。「変なヤツ。本当においしいものなんか出来るはず無い。詐欺師?」そういわんばかり。(爆笑)ところが、鮮やかな?クッキングが始まり、理論を楽しい切り口からお話しし出すと花がほころびるように皆さんの顔に笑顔が戻り、試食が始まるとさらにその笑顔がほころび、会場は暖かい雰囲気に包まれていきます。イベントがおわるころには、皆さん!!一人として違えず興奮さめやらぬ面持ちとなられ、好意に溢れて帰って行かれます。「さっそくやってみよう」と口々におっしゃりながら・・・。

特に日本人はそうなのですが、人と同じ事をしなければ不安なかたが本当に多いです。着る服から住む家、教育を身につける方法から・・・枚挙にいとまはありません。有りとあらゆる選択を、となりの同胞がすることを基準に判断しますね。ファッションもそうです。特に若い子のファッションは同じ服を着ること、同じブランド品を持つことが大きなパーセンテージを占めています。みんなと違うことをする人のことをあまのじゃくと呼び、異端者として敬遠していくのがいじめの一端でもあります。頭(かしら)がすることを寸分違えず、下々(尾っぽにいるもの)がやり続ける・・・そう、群れで考える民族なのですね。

玄米のことに話を戻すと、ご飯を食べると太る?誰かが昔そういったそうで、それと同時に食の洋風化が加速したわけです。つまり、戦争に負けた日本人は、アメリカ人のように大きな体になるためにアメリカ人の食事を取り入れだしたのでしたね・・・。いくら、国力=軍力に優り、先験的な技術の発展した國であったとしても、食文化を含めて伝統や歴史的価値観は新興国アメリカにおいては日本よりも数段うすっぺらであったにちがいないのに健全性もむしばんでいきました。洋風調理に必要な産物を外国から輸入し、連作障害のない米を作らない国土は急激に地力を失い、またまた先進国の産物であった化学肥料を多用する悪循環に陥っていくのです。「減反政策」米を植えないことが國の制作の大きな一つとなってしまいました。

個人としてもですが、大和民族としても! 自分自身を見つめ、自分たちが何であるかを深く考え、これからをどう個性的に生きるかを一人で(日本国という単位で)思案しましょう。苦労して導き出した答えを持てば、同じように苦労して導く出されたであろう他人(他国の)の考えも大切に受け入れようと努力できる・・・私はそう思うのです。