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マリラとアン[第11章 アン日曜学校へ行く]

心に芽生え続けるアンへの共感、戸惑うマリラ

マリラは、困ったことだ、厳しく叱ってやらなくてはならないとは思ったが、しかし、アンの言ったことの中には、否定できない事実もあるので、そうもできなかった。
ことに牧師の説教と、ベル氏のお祈りについては、口にこそ出さないが、マリラ自身も何十年も胸の中で感じていたことだった。
その誰にも知らさず、言葉にも出さなかった批判的な気持が突然、この、あけっぱなしのこどもの言葉になってあらわれ、自分を責めているかのように、マリラには思われた。


英文

Marilla felt helplessly that all this should be sternly reproved, but she was hampered by the undeniable fact that some of the things Anne had said, especially about the minister's sermons and Mr. Bell's prayers, were what she herself had really thought deep down in her heart for years, but had never given expression to.
It almost seemed to her that those secret, unuttered, critical thoughts had suddenly taken visible and accusing shape and form in the person of this outspoken morsel of neglected humanity.



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