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マリラとアン[第10章 アンのお詫び]

最高にドラマチックなお詫び  アンとマリラの深まる絆
「家へ帰るってうれしいものね。自分の家ときまったところへ帰るのはね。」とアンは言った。
「あたし、もうグリン・ゲイブルズが大好きになってしまったの。今まで、どこも好きにならなかったけれど。自分の家みたいな気がするところは、どこもなかったの。ああ、マリラ、あたしほんとうにしあわせだわ。今すぐにだってお祈りしろって言われれば、できる気持だわ。」
その小さな手が自分の手に触れたとき、なにか、身内のあたたまるような快いものがマリラの胸にわきあがった_____たぶん、これまで味わわなかった、母性愛であろう。
こんなことは初めてなのと、心をとろかすようなその甘さにマリラは気分をかきみだされた。
が、慌てて、いつもの落ち着きをとり返そうとして、さっそく教訓を一つもちだした。
「いい子にさえなれば、いつでもしあわせなのですよ、アン。そうなれば、けっしてお祈りを唱えるのは難しいなんて思わなくなるだろうよ。」


英文

"It's lovely to be going home and know it's home," she said.
"I love Green Gables already, and I never loved any place before. No place ever seemed like home. Oh, Marilla, I'm so happy. I could pray right now and not find it a bit hard."
Something warm and pleasant welled up in Marilla's heart at touch of that thin little hand in her own--a throb of the maternity she had missed, perhaps.
Its very unaccustomedness and sweetness disturbed her.
She hastened to restore her sensations to their normal calm by inculcating a moral.
"If you'll be a good girl you'll always be happy, Anne. And you should never find it hard to say your prayers."



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